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海の上のプールサイド POOLSIDE ON THE SEA

  • 「NZ」PV解説

    2014,10,01

    どうも、中村です。
    NZのPVについていろいろと。

    歌詞冒頭にある“たくさんの無関心が生んだ怪物”の象徴として
    劇作家やコメディアンとして活躍している渋家のとしくにくんに登場して頂きました。

    特にここ日本で顕著なことですが、人々は周囲と違う者を忌み嫌い、レッテルを貼り、
    異物として“世間”から閉め出します。
    レッテルにはいくつもの種類があり、“怪物”もその中のひとつです。
    日本人なのにタイ人っぽい顔立ち、微妙なデザインの服、下半身を露出しながらのエアカラオケ…。
    正に世間と言う枠から乖離した“怪物”と言えるでしょう。

    佐藤は徹底的にこの“怪物”に背を向け無視し続けます。
    これは彼が元凶である“世間”を象徴している存在であるためです。
    世間は怪物を自分達の勝手な無関心によって創造したにも関わらず、
    一切の責任が無いかのような振舞をします。
    そして視聴者に対し、iPadに映した文字で一方的に自己主張を始めます。
    本来解決せねばならない問題を直視せず、
    自分の主張したいことだけをPC機器に頼って無作為にばらまく。
    これこそ現代が抱える病であり、
    私はこのPV作品はを以って崩壊したコミュニケーションを徹底的に風刺し、非難しました。

    最後のシーン、“怪物”と“世間”は同時にピースサインをします。
    これは“怪物”=“世間”であることの証明です。
    結局のところ、ピース、つまり平和こそが両者共通の望みなのです。
    無関心は、一時的でその場しのぎの平和をもたらすにあまりに適役で、
    そればかりを手段として用いることが止められなくなっている現状を
    我々はどう捉え再考していくべきでしょうか。

    そして先に書きました通り、
    このPV自体もまた私の「PC機器を用いての一方的な自己主張」に他なりません。
    非難の対象と全く同じ手法を用いて自らの非難を展開したことに反省を禁じ得ません。
    では、私は、本来、どうすべきだったのでしょうか。

    長々とPVの解説しましたが、ここまで全部嘘。
    観て下さった方、拡散や高評価して下さった方、誠にありがとうございます。
    これは本当。

    こっから先は適当な撮影話。

    実はこれ、そんな風には見えないでしょうか、
    かなり綿密かつ入念に準備やリハーサルしています。

    としくにの衣装は何とも言えない絶妙なのを求めて、結局は俺の祖父からのお下がりに決定。
    極力、iPadの字が見え易いよう速度や濃さやフォントを調整。
    事前にテスト撮影とテスト編集。
    出演者に動きのイメージや段取りを伝えて練習。
    あとは何度もひたすらに回しながら神が降りるのを待ち続けていました。
    結果、本番の日は4時間ほどやってました。
    こんなに短い動画なのにな。
    撮影終わった時、佐藤、グッタリしてましたもんね。
    その後、「俺これからインターフェース買いに行く」って急いで出て行きましたけど。

    モザイクもプロの方にお願いしました。
    この処理がなかったら、youtubeでは観れないですからね。
    実はxvideosに無修正でアップしようって案もあったんですが、
    ちょいと冗談が過ぎるかと思い、やめました。
    …いや、やっぱりやってもいいかもな。
    今からでもやるか?

    全裸になるところについて補足。
    途中、佐藤がカメラ押さえて真っ暗にするので、ここで編集してるんだろうと思うのが普通ですが、
    本当にこの瞬間に脱いでますのでロゴが出てくるまで編集は一切ありません。
    としくには普段着からでも3秒あれば全裸になれるという特技をもっています。
    この時は上に一枚しか着ていなかったので2秒も掛かってませんでした。
    それと彼の名言をひとつ紹介しておきます。
    「俺の全裸は公共物だと思ってるから。」

    さてさて実質、これが俺のPV監督デビュー作となったわけですが、
    マジかよ、まいったな。
    それ以外、何にも言えないわ。
    まあ、何かで俺に会った時に「NZのPVを観た。」と伝えて下さい。
    照れます。

    2分の短い動画なので親戚に会いにいくような気分で時々観てやって下さい。
    でも、全裸の親戚はイヤだな。

    実はもう一曲、PV撮ってます。
    今度のには全裸はないです。
    すみません。

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